何年も昔の古いマルチエアコンでも新しい機器に交換工事できます

10年前の昔の古いマルチエアコンでも新しい機器に交換工事できます

10年以上前の昔の古いマルチエアコンを最新の省エネのマルチエアコンに交換することが可能です。

この記事はこんな方にオススメです:

  • 長い期間、古い機種のマルチエアコンをずっと使っている方
  • 日立製のマルチエアコンをご利用の方、又は、不動産オーナー、管理会社様
  • 古いマルチエアコンを使っていて最近「冷え・効き」が悪くなってきたので交換したいと考えている方
  • マルチエアコンの工事について詳しく知りたい方

古いマルチエアコンを最新機種に交換する工事は可能

マルチエアコンの交換工事に関して実際に弊社に寄せられたお問合せの事例をご紹介しましょう。

10年以上の昔の日立マルチエアコンを最新の機器に交換

神奈川県横浜市の港南区のお客様より「日立製マルチエアコン」の交換工事のご依頼をいただきました。

現在の製品は、日立製の「RAM-28GX」「RAM32GX」「RAM-40GX」の3台マルチエアコンで、これを最新のものに 交換する工事をしたい、というご要望でした。

日立製のかなり古い型番のマルチのようですが、工事は可能です。

日立のマルチエアコンを交換工事する際に注意が必要なポイントとは?

この「RAM-○○GX」は、10年以上昔のかなり古いタイプのマルチエアコンになりますが、昔の日立製のマルチエアコンは一つだけ「癖」があります。

それは、昔の日立製マルチエアコンの室内機と室外機の信号を制御するための「渡り配線(VVF)」が「2芯方式」であるという点です。

2016年現在、ダイキンやパナソニック、三菱電機をはじめとする各メーカーのマルチエアコンは、基本的にはほぼ全て「3芯」仕様の機種になります。

ちなみに、下記が「3芯のVVF」(渡り配線)です。


出典、画像引用元:「カワイ電線株式 VVF」より

下記は、日立製マルチエアコンの「室外機の内部」の様子になります。赤い枠の中に「黒」「白」の二つの配線が確認できます。こうして室外機の中をチェックすると、日立のマルチエアコンが「2芯の仕様」であることが実際に確認できます。


※ 画像中「赤枠」の下部に「白色」と「黒色」の配線が2本見えますよね。もし、これが「3芯」タイプのマルチエアコンであれば、「白色」「黒色」「赤色」の3色の配線が室外機ユニットに刺さっているハズです。

日立製エアコンの過去の製品情報を掲載している以下の他社サイトを確認しても、仕様上「2芯タイプ」であることが分かりますね


出典・引用元のサイト:
http://www2.tochi.hitachi.co.jp/ra.drowing/HP_MARU.HTM

繰り返しになりますが、現代の最新マルチエアコンは「3芯」タイプが基本なので、昔の日立マルチを交換する場合は、後1本だけ「VVF」の配線工事が必要になるわけです。

「古い」マルチエアコンを最新マルチに交換するときは「コツ」と技術が必要

繰り返しですが、 室内機と室外機の信号のやり取りを行う渡り配線が「2芯仕様」の日立製でも、最新の「3芯」のマルチエアコンに交換することは 可能です。

ただ、施工するにあたり、工事の工夫は若干必要になります。

工事でお部屋の外観を損ねないためには、どのような工夫が必要か?

「単純にVVF配線を1本追加してマルチエアコンと室外機を接続すればいいじゃない」と思うかもしれません。 ですが、マルチエアコンの工事は、壁掛形の一般家庭用のエアコンと違いそういう単純なものではありません。

もちろん、配線を1本加えるのは当然ですが、 既存の「2芯」の配線に加え、「どのルートを経由して追加のVVF配線を敷設するのか?」 という問題をクリアしなくてはいけません。

何故なら、お住まいの屋内・屋外の「外観」を損ねることを最小限に食い止める必要があるからです。

例えば、単純に部屋内にて壁の表面のモールを通じて信号線(VVF)を這わせ、 室外機とマルチエアコンを接続することは可能です。 ただ、その場合、お部屋の壁に配線が露出するので外観ががかなり「汚く」なります。

というわけで、普通は『壁に穴を開ける』等で配線工事を行うことがあります。

できるだけ敷設した配線が視界に入らないようにする様々な方法

例外として、天井に「点検口」のような開口部が付いているようなご自宅では、 天井内の梁から渡り配線を通すことも可能な場合があります。天井内に配線すれば 渡り配線が視界に入ることはないですね。それが可能であれば「見た目の悪いさ」が最小限に食い止められるワケです。

天井に梁が無いようなタイプのマンションや戸建ての場合は、 やはり壁面に穴を開けてそこから渡り配線を通す方法になります。

場合によっては、建物の「基礎」に配線を通して外壁の外側へ配線を通すことが可能なケースがあるようです。 ただし、それが実際に可能かどうかについては、建物の基礎構造を確認しないとなんとも判断が難しいところです。

というわけで、マルチエアコンの交換工事は、 担当のスタッフが現地調査を通して建物や施工現場の周囲の状況や機器の系統(電源と配線)を見極める必要があります。

変則的なマルチエアコンの工事について

お客様のご希望によっては、既存のマルチエアコンを「セパレート方式(1台の室外機と1台の室内機で『1セット』となる接続方式)」のエアコンに入れ替えることも可能です。

また、複数台あるマルチエアコンのうち、特定の機器だけをマルチエアコンにし、残りの機器だけ「セパレート方式」のまま最新の省エネエアコンに交換する、といった変則的な工事も可能です。

複数台数のマルチエアコンをマルチエアコンとセパレートエアコンに分けて工事できる?

たとえば、いま3台の既存のマルチエアコンがあったとします。

そのうちの「2台だけを最新のマルチエアコンに交換」し、「残りの1台だけ最新のセパレート方式にする」といった工事も可能です。(※ 現地調査をしっかり行ったうえで工事の可否や工事概算の算出、お見積りのご提出(無料)を行います。)



上記のように「3台マルチエアコン」でも、下記のように「1台のセパレートエアコン」と「2台マルチエアコン」の系統に入れ替えることが可能な場合がある、ということです。


「複数台のエアコンのうち特定の機器だけ接続方式を変える」という変則的な工事についてご不安に感じられているお客様が割と多く、その類のお問合せが割と多いようです。

ですが、ご安心下さい。

弊社はマルチエアコンの工事を含むエアコン工事事業は「創業15年目」を迎え、手掛けたマルチエアコンの施工実績は豊富にあります。ご不安な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

マルチエアコン工事の現地調査や見積りは有料?

これは非常に「よくある」お問合せです。

「現地調査」は、エアコンの系統(室内機と室外機の接続の状況等)や電源系統(200V専用回路の有無、ブレーカーの状況等)を事前に確認する作業です。

実際の工事の内訳と発生する施工費用の概算は、この現地調査に基づいて算出されます。そして、お見積りとして「商品の代金」「工事費用」の合計と工事の内訳をお見積りとして提出致します。

ここまでの作業(現地調査、概算のお見積り)は「無料」になりますのでご安心下さい。

※ 「エアコン工事」についての疑問やその他のご質問等については「QA(よくある質問)」にまとめてありますので参考にして下さい。

マルチエアコンの工事についてご不安・ご不明な点は下記よりお気軽にフリーダイヤル・Eメールから無料でお問合せいただけます。