工場、倉庫の算出基準負荷冷房は「230 ~ 290 W/㎡」以上です。
工場、倉庫も美容院と同じく高い空調能力が必要です。
工場や倉庫は天井の高い建物が多いですから、風量の大きいパッケージエアコンが最適です。また、工場は建物の構造上、天井吊形が設置されることが割合多いようです。場所によってはビル用マルチエアコンが設置されることもあります。
「算出基準負荷冷房」について
当ホームページに掲載の「算出基準負荷冷房」は、
「ダイキンエアコン(空調) 容量(馬力)から選ぶ」の記載に基づいています。
算出基準負荷冷房は、簡単にいいますとエアコンの冷房運転でお部屋の空気を冷やす際にお部屋から排出する熱量を指します。
例えば、夏は他の季節よりも太陽光による地熱の上昇率が高いです。ですので、「5月~9月」の間は他の季節に比べて「算出基準負荷冷房」が高くなる傾向があります。
また、火や熱湯を多用する「ラーメン屋」、ドライヤー機器・お湯などを用いる「美容院」、パソコンや電子機器が密集しているサーバールームなど、高い熱源がたくさん存在する環境においても「算出基準負荷冷房」は上昇する傾向にあります。
一般に、「算出基準負荷冷房」が高い環境であればあるほど、それに見合う馬力・能力のエアコンが必要になります。